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ろうそく夜 からのおしらせ

お店移転のはなし

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すこし前から、お店の移転のじゅんびをしています。

10月のおわりにはできるよーなんて

会う人には話していたのだけども

そんな予定どおりにはいかず

まだ今、これから工事がはじまるよーという段階です。

年末をはさむし、いつになるかはまだ未定。

 

ろうそく夜は家で店をやるところからはじまり

家族の暮らしとともに店がありました。

自宅なので、店とプライベートを分けることなく

「かぞくの暮らしがそのまま店」でした。

お客さんにとってお店なところが

子どもにとってはリビングであったり。

それぞれの立場で、この場所の受けとり方や

それぞれの見え方のちがいだけで

場所やもののつかい方がちがうのがおもしろく

とてもいいお店だとおもっていました。

店とプライベートを分けるという必要がなかったのです。

 

子どもたちが大きくなるとともに

それは変化していきました。

わたしがよくても、子どもたちにとってはよくないと思うことや

わたしがおもしろくても、子どもたちには迷惑だと感じることも

少なからずでてきました。

逆に、子どもらが居ることがお店にとって、いいイメージがないのではないか

なんて、わたしが思ってしまうこともありました。

(だから最近は土日祝は定休日なのです)

それもすべて、それぞれの立場からの「見え方」なので

こころのチャンネルを変えれば

それはすぐに切り替わる気もちだとはわかっているのです。

 

それでも、子どもたちに気もちを切り替えろと強制はできませんので

喫茶室のオープンの日を少なくすることで

今は折り合いをつけています。

いろんな人に「いつ行っても閉まっている」とよく言われますが

今はそのような事情からということをここにいいわけさせていただきます。

 

それで去年の暮れぐらいから

お店を移転したいと思っていることを薄々考えており

もちろん新年の願いごとにも、新月の願いごとにも

「あたらしい場所にてろうそく夜をはじめている」と

アファーメーションしておりましたら

春ごろ、あたらしい場所がみつかったのでした。

ふしぎなくらい自然な流れで

その場所を与えてもらったように思います。

いちばんふさわしい時期に、ふさわしい場所が。

 

夏ごろから、建築家の伊月義彦さんにお願いして

(奥さんのとうこさんと仲よくさせてもらってるご縁で)

設計を協力してもらっています。

限られた予算のなかでやっていくので

伊月さんの設計はどこー?というくらい

内装のあらゆることを削りまくっているけど。。。

それでももし知らない工務店や設計士さんとかとなら

こういうやりとりが難しかっただろうなと思う。

こうしたいという思いや

これはムリかな?とおもうこと

いろいろとても伝えやすかった。ろうそく夜のことも知ってくれているし。

見積もりも何度も何度も確認して、

削ってはつくり直してもらい、

ようやく先日、オッケーが出すことができた。

工事といっても外装はプロの手を借りてつくっていただき

内装はほぼ自分たちでやるというもの。

でも、こまかく工事見積もりとにらめっこして

人にたのむところと自分でやるところをきめたので

みんなが納得のスタートをきることができそうだ。

 

場所は鳴門の種蒔大師東林院というお寺。

四国八十八カ所奥の院の1番のお寺だ。

お寺じたいも種まき祭やお月見コンサートなど主宰し

ヘンナまつりや講演会、映画の上映会などいろんなイベントで

ろうそく夜もこれまでにもいろんなものに参加させていただいている

大すきなお寺さんだ。

いまは終わってしまったが、オーガニックマーケットにこにこ市も

スタートはこのお寺だった。

ろうそく夜の屋号でわたしがはじめて活動したのがにこにこ市なので

まさにここで蒔いた、ろうそく夜のタネが

ここで花ひらこうとしてる。

このお寺の中に大きな大きな楠の木があって

その下に小さな東屋(あずまや)があるのですが

そこがあたらしいろうそく夜の舞台となります。

 

かぞくの暮らしがお店だったのが

この場所で、どんな物語が紡がれるようになるのか

まだわたしにもわかりませんが

いまは楽しみでしょうがないです。

またつくる過程などを

こちらでごしょうかい出来るといいなと思っています。

 

そして、いままでのろうそく夜は

今月いっぱいか、

はたまたまだしばらくほそぼそとあけるのかわかりませんが、

この冬のうちには、お店ではなく

家族の暮らしのふつうの家になります。

さいごのろうそく夜、ぜひあそびにいらしてくださいね。

 

 

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