改修日記 ペンキ塗り vol.2 そしていっきに仕上げ
週末、またまたペンキ塗りしました。
室内の壁の部分の、新しい板を貼り壁になったところと
もとのあずまやのときからあった丸柱と腰壁のところ。
どこを残すか、どう塗るか、、
いろいろ考えてまよっていたけど
そういうときは人のアドバイスを聞くほどに
頑固者のわたしもすこし成長しましたので
現場監督さんの案を聞いて
言われたまま塗ってみました。
そしたらとってもよい感じに!
思いこみをいろいろ手放すと
いいものがかえってくることを実感した瞬間。
ペンキ塗りの翌日には薪ストーブが設置されました。
この小屋と、立派な薪ストーブが
アンバランスな感じでよい。
あかいストーブというのがまたいいなあ。
火入れ式はまた後日。
そしてさらに翌日、さいごまで遅れていた窓がはいりました。
ヒバの木でできた木の窓と網戸。
遠巻きに見るとすこし黄身がかった色で
あたらしいのに懐かしいような気もちになります。
引きちがいの窓と、ひらき窓とがあって
真鍮の金具がついていて
こういうのにしたいなあと思っていたら
現場監督さんがぴったりのものを見つけてくれていました。
これと思うものが伝わるっていうのがとても嬉しい。
この小さな小屋に入ると、裏庭がみえます。
そこはいい意味で手をいれすぎてなくて
カサカサした落ち葉と、近所の方が好きで植えた草花と
そして自由に枝を伸ばした桜の木、びわの木、
大きなクスノキの幹がみえます。
改修工事の間、ここくると作業してる現場監督さんが
裏庭をみるたびに、ほっとすると言うてくれました。
天気のいい日は「気もちがいいなあ」というてくれ
仕事中でも、木や山や、あそぶ子どもたちを
のんびりとながめてくれていました。
それがわたしはほんとうに嬉しかったのです。
ここはそんな場所なのです。
そしてそういう、だれかがほっとしているすがたをみるのが
わたしはとても好きなんだということに
あらためて気づけたのです。
ここが仕事場になるということのしあわせを
くーっとかみしめる日々。